第88回 米アカデミー賞が発表されレオナルド・デュカプリオさんがはじめてオスカーに輝きましたね。
おめでとうございます!
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各部門はこんな感じ
第88回アカデミー賞全結果は以下の通り。
■監督賞
アレハンドロ・G・イニャリトゥ 『レヴェナント:蘇えりし者』
■主演男優賞
レオナルド・ディカプリオ 『レヴェナント:蘇えりし者』
■主演女優賞
ブリー・ラーソン 『ルーム』
https://www.amazon.com/Room-Brie-Larson/dp/B016PIL6AS/
■助演男優賞
マーク・ライランス 『ブリッジ・オブ・スパイ』
■脚本賞
ジョシュ・シンガー、トム・マッカーシー 『スポットライト 世紀のスクープ』
■脚色賞
チャールズ・ランドルフ、アダム・マッケイ 『マネー・ショート 華麗なる大逆転』
■撮影賞
エマニュエル・ルベツキ 『レヴェナント:蘇えりし者』
■編集賞
マーガレット・シクセル 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
■美術賞
コリン・ギブソン、リサ・トンプソン 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
■メイク・ヘアスタイリング賞
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
■衣装デザイン賞
ジェニー・ビーヴァン 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
■視覚効果賞
『エクス・マキナ(原題) / Ex Machina』
■歌曲賞
「Writing’s On The Wall」 『007 スペクター』
■外国語映画賞
『サウルの息子』(ハンガリ)
公開中なのにムビチケなしか
■長編ドキュメンタリー賞
『AMY エイミー』
■短編ドキュメンタリー賞
『ア・ガール・イン・ザ・リヴァー:ザ・プライス・オブ・フォーギブネス(原題) / A Girl in the River: The Price of Forgiveness』
■短編アニメ映画賞
『ベアー・ストーリー(英題) / Bear Story』
■短編実写映画賞
『スタッタラー(原題) / Stutterer』
デュカプリオはオスカー欲しくてノミネートも沢山していましたが熊に喰われて大変な目に遭う映画での受賞とあいなりました。
マッドマックスについては、日本の人気は異常(ごく一部ですけどね)それよりも編集賞や美術・衣装で受賞したことがおもしろい。
編集は恐ろしい程の量のフィルムを回していたとかでフィルムは合計で480時間あったとか。
240分の1に縮めるためにアクション以外のシーンをオールカットしたりアクションのシーンですらコマ落としにしたりしたので音効の部分をシンク(同期させる)のが大変だったようでこれも受賞。
まあ、これは撮影してみたけど砂漠にはながさいちゃったり大変だったみたい。
おめでとうございます。
そもそもアカデミー賞って何?
映画の関係者による関係者のための賞ですね。
要するに内輪の為の賞。
でもこれってアカデミー賞会員は6000人いて、それぞれが組合を持っていて各部門を受賞作品を決めているわけ。
これって日本のアカデミー賞も基本同じような感じだけど、違いは日本の映画のみを対象としている点。
映画(厳密には映像のような気もする)に関わる仕事を3年以上していて年会費用2万円で映画のフリーパスとかもらえる会員資格。
映画に関連するジャーナリストとかも対象になっている気もしますが、やはり投票って部分は組合員がしているという事で、一般の人が投票した内容ではないわけ。
まあ、言ってしまえばプロが選んだプロの為の賞
これの価値は確かに高いですね。
○○アワードとかいって一般投票とか関連ビジネス周りのみ決めている賞より制作に関わっている作品が受賞する方が価値は高いと思います。
だって、所詮素人の映画好きよりも作る苦労を知っている人がその労をねぎらって「すごい!」って言う映画の方が価値がある。
タイミングにもよるけど一般の投票が価値を持つもの
Webコンテンツのランキングなどは、より多くの指標から集計した方がその人気の度合いや傾向(男女の違いなど)でもわかるしTVなどもマス媒体として多くの人に見てもらえてはじめて価値がわかるので正確に集計した数値とかならばその価値は多分にあると思います。
まあ、テレビ局が今更バイラルメディアを買うってのは少し意味がわからないけど、ある意味恣意的な数字に振り回されてマーケティングオンリーな結果しか出せないような賞レースとかって価値はそれほどないかなと。
ユーキャンのやっている賞とか。
私企業の出している賞って基本は広告なのでコレを売りたいという指標のもとで選考されているので、だったら人気とかの指標としては失格な気もします。
そういった意味でサブカル関連はTwitterなどは確実に良い指標になるし、どこにユーザーがいて新規のユーザーを獲得できる場所がどこにあるのかを探るという意味で、クローズドにならないような投票やランキングなら価値はあるかな~。
今更感覚の強い、オリンピックのロゴ関連などは一般からの声を拾っていますよ~という姿勢にしか感じられないし、実際に選考する人達もその人のセンスで選ぶべきを一般の指標で選んでいいのかって話もある。
いくら国民的イベントだからってね。
Webのサービスで映画を好きな人のコミュってアプリでもサービスでもあるけど全くスケールしてない。公式からの許諾を得る事が難しいからなのか雑誌系の勢力(ピアとかぴあとか賞出しているとこね)が既得権益を発揮しているのか謎だ。
だから、金払って投票がベストなのでラジー賞みたな面白を混ぜたようなイベントにして、これはひどいを楽しむイベントをつくればいいと想う。
だって、なんとか賞というようなアワードって常に素晴らし!しか言わないけど、これはひどいって方が共感得られるし、その共感をきちんと残念にするのではなく(笑)にできるようにするといい。その辺り、2ちゃん属性って気もするけど2ちゃんは基本オールディスリのみだから、何となく、金払うって事で真剣さを高められるような気がする。
アメリカのラジー賞は1500円払えば誰でも投票できるって点で、きちんと主演の俳優を呼んでいるイベントをしている事を踏まえると同じくらいの価格で有料イベントにして広く投票できる仕組みって方が健全におもしろいラジー賞ができるような気がする。
だから、プロもプロのために送る賞っていう意味でアカデミー賞って付加価値高いよね。