歴史を改編して自分の思い通りにするのが強者の論理

正月に放送されていた特番で若者論的番組を、まあ、ちょろっと見たわけで2017年はもっと大規模にやっていたのをもう少し距離を近づけてやるって番組に2018年はかわっていたけど、司会がラッキー古市君なわけで東大閥の方がたくさん出ていた。

そんな中で喧伝されていたのはAIによって仕事が奪われる論。

まあ、知的労働で生産性が上がっていない分野は確かに、AIに置き換えた方がよい。

だから、銀行などの業務は直撃を受けるし、窓口や取引の履歴をとるとか受け付けて送金するなんてことは人間がやるよりもAI化してブロックチェーンで履歴を保持しつつやりとりをした方がよい。

そうして意味で、銀行なんて一番直撃を受ける業界。

大手、メガバンクも支店をいくつも構えて窓口を保持しつつオンライン化しない取引を続けるのはハッキリいってコスト以外なにものでもなくなるので、さらに支店などは減っていくんだろうな。

まあ、駅前の一等地に銀行がデンとその威を構えてあるなんて街の風景がなくなるのも後数年って話で、残って行くのは地方の中核都市などの窓口と、IT化が遅れていく分野になっていく。

そうした意味では農協の窓口などは、後にも残って行くのかも。

農協の銀行機能なんて実はいち早く切り崩す必要のある分野で、マイナンバーとかをきちんと活用すればタンス預金として残っている財や補足されていない資産なども表に出すことが出来て、本来国庫に帰るべき金が塩漬けになってその親族も知らないで残るなんて現実も緩和されるのかもしれないね。

そうした意味で、銀行が預金する口座維持手数料を考えるなんて話もあって、マイナス金利で、銀行が儲からないから口座維持手数料を取るとかの暴論よりも、いやいや、いらない人材を抱えて労働力移転をすすめないで、無駄な人材を確保し続ける銀行にそんなことを言う資格ってなくて、もっと、やることやってから言ってくださいなという話。

まあ、この辺りの根っこって財務省が金融庁を使って管理しているから、起きている官の民業の圧迫って話に他ならないんだけど。

今のAIはちょっと前にも書いたけど、1分野に特化したAIで実際には人口知能ってよりも人口思考って感じで、マルチな考えをするわけではなく、計算するだけといった○○するだけに優れているもので、マルチに思考をして知能化していくのはもっと先の2030年台とか2040年台って話になってくる。

その頃になって居ると、コンピューターなにそれおいしいの?という世代は減っていくだろうから、そうした人たちが望む窓口業務なんて不要だし。

今の高齢者が望むような福祉形態というものも変わってきているように、もっと多様でさらにはベーシックインカム的な福祉に切り替わるだろうから、財源などもかなり置き換える必要はある。

そうした意味では「億り人」とか「仮想通貨」とか「ICO」なんて今更言っているのは遅くてビットコインで儲かるというのもすでに終わった話なのに、情報が遅い業界の詐欺グループの人たちは今更ながらに暗躍して、そうした人たちをたきつけている。

まあ、だから、これから出てくるビットコインで儲かるとか立ち上がってくる「仮想通貨」話って大抵が詐欺的話になってしまうんだと思う。

なんてことを思考実験的にしてしまったのがその番組の前段で語られていた不安や絶望ってタームで語られていた話。

まあ、面白い話だし儲かったのも事実だから、余剰資金として浮いていた金が仮想通貨に本格的に流れ込んで儲けた人たちがいたのは事実だけど、それって表面的な話だからあまり意味がない。

実際に、もっと儲けることが出来る金脈はそのインフラやブロックチェーンのネットワークを作れた人たちであって仮想通貨の取引所をいくらやっても、単に銀行の窓口業を代替するだけって話なんだよな。

いまさら、そのネットワークに参画するってのは無理だし、後出しで出てきている仮想通貨などや今タレントやある特定業種で使える仮想通貨もどきについては単に、ポイントとなにも変わらないもの何だよね。

だから、山寛さんのトワイライトコインとかオタクコインとかGACKTのICOの話なんて危ない話だな~と。

[blogcard url=https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1801/05/news032.html title=アニメ製作用仮想通貨「トワイライトコイン」発行へ ファンがクリエイターを直接支援 content=アニメ製作に特化した仮想通貨「トワイライトコイン」発行計画を、アニメ監督の山本寛(やまもとゆたか・愛称ヤマカン)氏がこのほど発表した。アニメファンにコインを買ってもらって製作資金を調達し、クリエイターに還元したり、作品を盛り上げる狙いだ。]

まあ、株とかもそうだけど、知識のない人が儲かると聞いてやってみたは必ず後出しで、その周りに詐病的な人がいてトップになにも知らない人を祭り上げたり、純真な感覚でやっている人のイメージを壊してしまうきっかけになってしまうんだと思う。

まあ、クラウドファンディングとか新しい資金の集め方でファンとつながって直接やりとりというのは大きなコミケみたいなもので、数日で

それは良いとして、前段で語った番組で、歴史というものを信頼しないという話が出てきた点。

日本の場合は、歴史は事実の積み上げで、その事実というものは立場や見立てで変わるから勝者の論理で変わってくるのは良くある話。

今ある中国は中華4000年の歴史と言っても、その前の歴史を否定してあとから打ち立てた王朝が過去の歴史を否定してきた歴史なわけだ。

方やアメリカは300年もない歴史だし、ヨーロッパだって今の国家体制になったのだって第一次大戦後なことを振り返れば日本は、日本という国家のなかで江戸時代までは、内戦を続けてきたけど、それでも日本という形は2000年は続けて来た統一王朝の国家だ。

そこを否定する人はいないだろうけど、日本の歴史家が駄目なのは自分の専門学問分野以外はしらない。

関知しないという学問形態で、縦割りだから、大きなタイムラインで見ないでその数年、数百年を元に考えて沖縄は琉球という国家だったけど、日本に帰順して琉球藩になったという事実ではなく、中華の一国家だった清などの国家に冊封していたから中国の一部だとか意味がわからない論理を受け入れてしまう。

アイヌが別民族だとか、それは確かに事実だけど日本の国の1地方に住む人たちなわけだし、日本を攻めて尖閣をとるという状態を今の中国がとったとしたら次は沖縄だし、その次は北海道と分割して力で奪いに来る。

侵略をしてくる理由がわからないと芸人が新年の朝生で言っていたけど、まさに、侵略をしてくる理由があるわけで、それは自分たちが一番で、自分たちが世界を統べるべきだと言うメンタリティーで動いているのだから。

ここで話がまた、脱線するけど、博多華丸のもらい酒みなと旅2という番組で神楽坂特集を新年特番としてやっていたけど、それで俳優の野村周平が行っていた一件目のお店での話で、月下爐 牛込神楽坂というお店が紹介されていた。

そこは中華料理の店と言う事だけど、中国の地方地域であるウイグル地方の料理を出す店って紹介をされた。

それって本当に良いのだろうか?

ウイグルって新疆ウイグルで元々は東トルキスタンという国家だった訳だけど、中国が侵略をして今では、自分の国の様に扱っているわけだ。

中国の本来の国のスケールって万里の長城の内側が自分たちの国でその外は化外の地と言う事で、人理の及ばない魔境ってのが中国の立場だ。

そもそも清という国は漢人の国ではなく、満州という朝鮮と中国の間にある人種としては遊牧民であるモンゴル系の民族が中国を侵略して統一された国だ。

そのあと、毛沢東が山野を逃げ回ってアメリカの支援で軍閥を抱え込み、その後、中華民国を打ち破って台湾に追い落として立てたのが今の中華人民共和国ってわけだから、漢人という風に言っていたりする論理って大きく矛盾しているし中華4000年の歴史といっても、滅亡の歴史だから、統一王朝って訳でも秦と清は違う国だし、同じ民族ですらない。

実際にはモンゴルが覇権を握って元と言っていた時代に漢人なんて滅んでいると言う説だってあるくらい。

中国の皇帝は基本、天が認めて自分たちを支配したり支配された地域はすべてその天のお膝元にある国と言う事になるので、一度支配をしたモンゴルなども中国だ~という論が成り立つのが中華思想だから、国際法とか関係なく中華の思想の元では、尖閣も台湾も自分たちの土地だって話になってしまう。

とまあ、歴史を知っていると中国の成り立ちなどもよくわかるし、その思考にはどういったことが根付いているのかもよくわかってくるので、その人種の大体を理解するのは歴史を紐解いて考える癖ってのを持つ方が良いのかなと。

歴史のないアメリカにはちょっと理解出来ない思考かもしれないけど、唯一アメリカと日本の共通点としては、アメリカも内戦と分裂などを経験して今の国家体制になるまでは統一国家ではなかったけど、その後は一応アメリカ合衆国という枠で生きていて日本はそれを政権や軍閥が変わっているけど、日本という国体をずっと2000年続けてきたわけだから、歴史は短いけど、若いアメリカと日本という成り立ちに共通項を見つけることも出来る。

このように、なにかを考える時に、自分たちの国の成り立ちや他の国がどういった成り立ちで出来たのか?どういった政治体制なのかを勘案して考える癖ってのは持つ方が良いし、でないと国際感覚という話をしたときに、間違ってしまう。

自分だけが良くて危険から逃げることが出来ればそれでいいのではなく、隣の人、そのまた隣の人がいかに幸せになり不幸から逃げることが出来るのかを考えるきっかけになるのかなと。

なんにせよ、ひっかかりは大事だと言う話。

Amazonプライムで無料になっていたので、このグレートウォールを見ながらそんなことを考えたと言う話。

ちなみに、この映画も中華資本でレジェンダリーを買うという話が付いて、マッド・デイモンがなぜか万里の長城で戦うという話なんだけど、万里の長城側から来たって事はロシア人なのか?まあ、東欧系という言い方も出来るかもしれないけどね。

ともかく、万里の長城の外側から攻めてくる人たちは中国人から見るとこういった人たちなんだという風なことを如実に表した映画なんだよね。

そして、まんまと都を攻められてしまっているという。良いのか中国人。撃退すればそれでいいのか。

 

 



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