
新戦力加入の中断期間空けの試合
2 - 2
清水エスパルス

横浜F・マリノス

新戦力を迎えての初のゲーム
松岡という待望のDMFを獲得しての再開の試合。
早速、コロリやホナウドも顔を見せつつ、松岡を先発で起用するというスタート。
DFラインをヴァウドを入れて後ろに重い重心かかった形でスタート。
後ろに力を割きすぎる形になるので、どうしても攻撃のつなぎが遅くなるが、松岡がうまくつなぎをしてくれていたり、久々先発の滝がいい動きをして形をつくるシーンはあったが開始早々セットプレーを得て、滝のフリーキックを柔らかくサンタナが折り返して中で、片山が決めるとうい形からスタート。
マリノスは、セットプレーの守備が悪いというよりも守備の強度が高くないし、チアゴ・マルチンスが出場停止なので、守備に穴があったということなのだろう。
しかし、さすがの攻撃の強度でそのあとは、ひたすら耐える展開。
権田が神がかった活躍で守備をしてくれて、松岡の賢いプレーなども随所に見せて、なんとか耐えきったのが前半の展開。
ただ、前半38分には耐えきれず失点をしてしまう。

技ありのエウベルの攻撃で追加の失点
後半開始早々、46分には、左サイドから斜めにエウベルにシュートを決められるという失態。
かなり揺さぶられる守勢が続く展開。
ただ、選手交代から流れを作ったのは清水エスパルスで、選手交代の妙を発揮。
西澤と滝を変えて、後藤を奥井に変えて入れる。
もちろんフォーメーションも同時にいじって、右サイドにいた片山が左サイドに下がって、攻撃のスイッチを入れることに成功。
後藤がボールを前に奪取に行くという前への推進力が出て、ギアが上がって、ショートカウンターが決まるようになり、守勢のみの展開を修正していくことが可能になる。
そして、後藤がボールを奪って中へ折り返して、フリーで西澤がヘディングで決めるという展開。
ある意味理想の展開で、今日のマリノスにはこの展開しかないだろという流れ。
相手が前に出ていくるので後ろにスペースやギャップが生まれるのでその間をうまく使うか、間に入ってボールを奪う。
守備はセンターバックラインの2枚が可ならず跳ね返すマンになって、まさに井林と立田が壁になって防ぐという展開。
見事に守り切ってなんとか、2-2で試合を終えるという展開。
マリノスはあいかわらずの強度で、かつ、タレントも豊富で、天野や前田大然、水沼宏太などが光るプレーをしていたが、そこは清水エスパルスも負けておらず、後半に入った西澤と後藤が機能をしていて、前への推進力をもたらしてくれて、見事に勝ち点を捕ることが出来た。
今日のかDAZNで解説してくれた松原良香さんは、清水エスパルスに詳しいレジェンドだし、GKの論文なども書く研究熱心な方ですが、今日は全般辛口のコメントが多かった。
マリノスのベンチメンバーを称して豪華な控えメンバーと言っていたが、前田大然がいるからだろうな。
しかし、今日のMVPというか松岡効果は確実にあって失点直後の鼓舞する掛け声や、つなぎのパスなど随所に違いを出してくれて、求めていた質の高いプレーを見せてくれたし、エスパルスに確実に良い影響を与えてくれる選手だと確信。
あとはホナウドとコロリがどいった活躍をしてくれるか。下位天王山のG大阪戦で、勝てば浮上という次の試合がますます重要になってくる。
次節はなんとしても勝利してほしい。