初アウェーの大阪陣

2 - 0

セレッソ大阪

セレッソ大阪

清水エスパルス

清水エスパルス

前節から数日、新型コロナで過密日程になっているが、Jリーグ黎明期を彷彿とさせる、土曜・水曜開催。

短い時間で試合がやってくる。

今節も鈴木唯人のスタメン起用。

これはこの間書いた軸を作ると言うことに集中している結果だろう。

ムイとドゥトラのスタメンで、西澤が左で先発。

サブに、テセや西村が起用されていて、形としては理解出来る起用で、六平や金井なども積極的に使われている事を考えると、エウソンやヘナトの出番はもう少し後なんだろうと。

今は、先発スタメンのメンバー構成を実践を使って試している段階だろうし、戦術フィットの面で、誰が使えて誰が良い動きをするのか?と言うことを知る段階と言える。

2020/07/08 清水エスパルススタメン
出場選手
2020/07/08 清水エスパルスフォーメーション
フォーメーション
2020/07/08 セレッソ大阪スタメン
セレッソ大阪スタメン

試合の入りとしては悪くなく、相手にあわせるのではなく自分たちリズムを握ろうとするわけですし、ディフェンスのやり方も色々模索をしている事がうかがえる。

DFの戦術もハイラインで、裏をとらせないようにする事と前からプレッシャーをかけてとると言う方法、他方後半は、ブロックを敷いて相手を待ち構えるDF。

この2つを使う場合、前者のハイラインはカウンター主体のチームの場合、ゲームの主導権をとれないときついだろうし、実際、ローディーナサッカーの成熟度を増しているセレッソ大阪と、新チーム新戦術の清水エスパルスで考えた時に、熟練度という意味で、次第にボールを握られる時間が増えていき、ハイラインだとどうしても走らされる結果になる。

実際、マリノスの戦い方を継承する継承すると言っているけど、マリノスと同じ選手がいるわけでもなく、違うメンバーなのだから必然、違いは出てくる。

マリノスは、サイド主体と言うよりも喜田とマルコス・ジュニオールが主体で速攻と遅攻を硬軟混ぜ合わせて使う戦い方で実は縦のラインが充実している。

対して、エスパルスはサイドの張り出しが上手く、5レーンで考えた時に、1.5列目にサイドバックの選手が入っていくことで、3トップのサイドウイングの選手は、張り出す事が出来て、サイドから中へのトライが出来る。

その意味では金井などはそれが上手く出来ていたし、六平もたまに中に入ってきている。

この辺り、西澤とかやりづらいのか前半は消えている時間が多かった。

あと、確かにボールを触って繫いで行くというサッカーだけど、前へ運んでいく過程の遅効と速効の切り替えがまだまだ下手で、だから、ゴール前にボールを運んだときに相手がすでに守備のブロックを完成させている状態で、攻めることになり、中々効果的な攻撃をすることが出来ていないように見て取れる。

そうした意味で、見ているサポーターとしてはストレスがたまる試合が続くけど、今シーズンは試せる事はすべて試しきる実験シーズンで良いと思っているので、勝ちを狙いに行って負ける試合を続けて、鈴木や梅田と言った新人、若手にも経験値を詰めるシーズンにしていって欲しい。

ソーシャルでは荒れているサポーターもいるけど、勝ちを求めるのは悪くないけど、昨シーズンとは違う難しいサッカーを思考していて、一朝一夕に形が出来るという訳でもありませんから、そうした経験値を詰めるシーズンとしてどういう動きが必要かを知るシーズンとしていって欲しい。

2020/07/08 岡崎と鈴木


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