やまない雨はない
4 - 2
清水エスパルス

大分トリニータ

やまない雨はないという副題を付けたけど、その通りになった試合。
今日の得点はすべて西澤からのセットプレーで決める形になったわけで、攻撃陣としては少々情けない展開。
と言うのも、西澤もインタビューで言っていたがやはり流れからの得点を奪ってこそで、そのチャンスは少なくとも、今日得点した数と同じくらいはあったが、それはすべて大分トリニータの厚い壁に阻まれた。
今の攻めの形は、実際には昨年も近いモノをやっていて、昨年はショートカンターでボールを奪取してから攻め上がって、素早い攻撃を跳ね返されたあとは、今のようにゴール前でボールを回していた。
そのときは、アタック出来る回数は数回で、後ろの押し上げが今のようにないから下手をすればカウンターを逆に喰らうなんてシーンは多々あったわけだ。
そうした意味で、守備と攻撃も一体となっているわけで、後ろの押し上げが有るから攻撃のブロックも2重になっていて、トリニータのように2重のブロックで分厚い守備を築いてくるチームだと前が詰まりすぎて、縦への鋭いパスというモノが必要だ。
でも今は、横からのクロスは良いが、縦への鋭いパスというものがない。
だから、横パスも緩くて獲られてしまうケースがあり、今日も、金子へのパスや後藤からのパスでカットされてしまうケースがあるので、そうしたシーンをもっと減らすようにする必要が有るように思う。


まあ、何より今日は勝ったので、ここから失点シーンも含めて是正をしていき、流れからカルリーニョスも得点を決めることが出来ば、価値は拾えてくるだろう。
8月も密な試合が続く訳だし、連戦は見るモノにとっては至福の時間だけど、後藤も怪我をした可能性もあるわけで、それをなんとか勝ちに結び付けていって欲しい。




次回も勝利をして欲しい。
2020年7月26日