監督交代で初勝利
3 - 1
清水エスパルス

ヴィッセル神戸

戦う集団になれたか?
8試合ぶりの勝利。
監督交代で、ここから仕切り直しで、監督交代の初戦は勝つことはマストのミッションになってくる。
西澤健太は、今シーズンはカットインだけではないセットプレーからのプレスキックという武器を完全にものにした。その結果の3アシストだろう。
セットプレーもコーナーからもフリーキックからも確実に脅威を相手に与える形になっているので、そこは今後も伸ばしていって欲しい。
意外だったのはエウソンの今シーズン初得点。怪我がちでなかなか、ベストパフォーマンスを発揮出来なかったがここから立て直す事も出来るだろう。なんせ、契約2年の2年目。来シーズンも残るか微妙な所もあるわけで、ゴールという結果を残してくれたのは良いが、そのまま残留してくれるか。
ボランチに竹内が入って、左右を見渡したり攻撃に押し上げた時にセンターラインに残る竹内の安定感は安心感があった。竹内は、良くないプレーをする事もままありましたが、平岡監督に変った部分として、切り替えのフックに確実になっていたし、いままでの足りなかった部分はここか?と認識をさせて貰う事の出来る起用だと言える。

攻撃より守備のてこ入れがあった
クラモフスキーは、確かに就任の時に、守備よりも攻撃と言う事でスタートしたが、守備の構築をしないとダメな状態でスタートしたシーズンなのに、攻撃に偏ってしまったので、只でさえ難しい、ポゼッションを高めつつ、5レーンでのプレーというモノがシーズン中断後には崩壊していた。
本来、厳しい練習で5レーンのきっかけなどある意味の決め事などや、守備もブロック形からオールコートマンツーなどに変える必要があったけど、それがチームになじまず、押し込まれて、ボールを嵌めに来て奪われてしまうなど安定感を失っていた。
そして、ビルドアップ後にボールを納めた当たりで、奪われて、そこからショートカウンターを喰らって失点という悪い流れを積み重ねてしまうという、自分たちで試合を難しくしてしまったわけだ。
今日の試合などは、前半以上に後半の出来がよく、変った選手もキチンとクオリティを示してくれたし、阿呆なサポーターが言う日本人選手がダメだという論は打ち破ってくれた。
詰まるところ、前のサイドウイングで金子と西澤を入れ替えることで、フィードを引き出すよりも、サイドでキープして欲しいという事を明示出来て、抜けだしと言う意味では金子がストロングポイントはあったが、変って入った中村も効いていたし、カルリーニョスはある意味縦横だったし、今日はいままでの積み上げて来た良い面が確実にでた。
素晴らしい勝利で、ここからさらには、守備の厚みと攻撃のかみ合わせをキチンと整理して欲しい。


残り8試合だ、次の試合も勝って欲しい。