
データを覆す敗戦(泣)
1 - 0
大分トリニータ

清水エスパルス

上手く支配されてコントロールを受ける
ゲームとしては、完全に相手にやられた試合。
長いリーグの中では、たまにこうして相手のやる事が上手く嵌まってこちらのやる事が悉く外れるという展開。
見ていて、思うのは、ほんの少し歯車がかみ合えば、本当に強いチームになり得る可能性は見せている。そうした意味では、最後、権田が上がって執念を示したようなパワープレーをしてでも、得点をしたいという執念だけは捨てないで戦ってくれた。
その点だけが良かった部分であとは、悉く外れるという印象。
サンタナもボールをポストするのは良いけど、ほんと足下のボールコントロール下手なのかファーストタッチがお粗末過ぎる面もあり、確かに常に、2~3名のプレッシャーを背負ってのプレーなので、そうなるのは理解も出来るのだけど、本当は、鈴木あたりが近くに寄って、そのサンタナのプレーを助ける必要がある。
今は、まだ、どうしてもサンタナと鈴木の組み合わせが定着してきただけで、完全なコンビになっていない面が如実に表れてしまっている。

守備は本当にバランスが良くなった。
立田も一度ファンブルするプレーがあったけど、デュエルではかなりの対人での勝負強さを見せてくれて、ボールへのリアクションの良いヴァウドとの違いを見せるようになった結果、鈴木義宣とコンビを確立してくれて、ポジショニングも良くなってきた。
そうした意味では、宮本も定位置をつかみつつあり、竹内からそのポジションを奪った感じがあることから、世代交代が進みそう。
あとは、本当に攻撃。
1対1で外すシーンが本当に多く、外している時には相手の寄せがあったり、プレッシャーがあったから外れているわけだけど、そこをはねのけて決めてくれないと得点は生まれない。
片山・カルリーニョスも怪我から戻ってくる事をそろそろ想定出来るし、マテウスもルヴァンデビューをしてくれたので、勝利をつかむために、フィットを進めていって欲しい。
次節は是非、勝利を見たい。