
降格圏の剣ヶ峰
1 - 1
湘南ベルマーレ

清水エスパルス

新加入のコロリとホナウドのデビュー
先手は、ウエリントンのヘッドという強力な武器を生かした湘南ベルマーレの得点からゲームが動き出す。
コロリやサンタナも仕掛けるしミドルと様々な攻撃の色を見せてくれた試合。
勝ちきれなかったのは残念で、なかなか勝利に結びつかず5戦未勝利でなかなか苦しい戦いが続く。
ただ、要所要所で、素晴らしいプレーやタレントを理解してボールがナチュラルに出るようになれば、コロリもホナウドも輝くだろうという片鱗は見せてくれた。
何より前半45分と最終盤に権田からの縦パス一本で鈴木唯人が素晴らしい切れ込みからループシュートで得点を決めてくれた。

新加入の選手の総評
まず、すばらしいのはこの写真にある松岡大起の加入だろう。
確実に欲しかった位置の選手で長年の懸案を払拭してくれる活躍で、今日も今まで出なかった中盤のそこからの縦パスをバンバン決めたかと思えば、後半から入った滝への裏抜けのぼーるなど様々な色を添えてくれている。
井林については、語るというよりも前からいた?という感じであっさりと立田からそのポジションを奪っているのは、やはり初回の登場のときのミスはいただけなかったし、コーチやロティーナに怒られたという話も伝わってきたが、その後は安定したDFリーダーの顔を見せてくれて、鈴木が戻ってきたときにどちらを起用するか迷わせる程のDFのクオリティやフィードを見せてくれている。
コロリはまだ一試合しか見ていないが、天皇杯でも45分プレーしていて、ドリブルやボールキープ、前への推進力はたいしたもので、その片鱗は十分に見せてくれているの攻撃のアクセントになっていて、カルリーニョスが怪我して長期離脱したことをうけて、もっともっとチームにフィットしてくれば、素晴らしい活躍をしてくれるだろう。

ホナウドは、中盤の刈り取り役として、ボールを松岡がプレーメイクしてく中でバランスをとってくれていたし、ボールの要求をしていたという意欲などかなり前向きの印象を与えてくれる選手だ。
今日の後半の頭からの布陣はかなり強力な形だし、ボランチ3枚にしたときには、アンカーにホナウドが入ることになるので、また一つ攻めてが生まれたと言って良いだろう。
あとは、指宿や滝といった交代で入って来た選手が機能してくれると良いが、まだまだ、最良のプレーを見せているとはいい難いので、今までのサンタナに当てるだけというターゲティングサッカーではなく、後半の最終盤になって見えた松岡の縦パスなどを効果的に使って攻めていけば、得点もきまってくるだろうし、チャンスをたくさん作って、決めきる力を発揮していってほしい。
次節はなんとしても勝利してほしい。