監督から前線、中盤、後方とすべての問題箇所に手を入れて一気に変えるために補強を行なった清水エスパルス。
シーズンオフになって、まず公表されたのが来季契約しない選手たち。
FBの方で散々、テセや六反を放出する事に懐疑的な声があがっていましたが、チームを立て直すために新陳代謝は必要で、ドゥトラ・ティーラシンも契約更新せず、更新する外国人選手も早めにリリースが出される事になりました。
これはやはりコロナ禍ということが影響しているのでしょうから、帰国したら再入国に時間を要する事になるのでしょうし、鎖国になってしまった日本としては、このあたりの調整は気になるところ。
盛り上がっている中で、記事を出すと混乱が出るだけなので残す選手が少なくなった今のタイミングなので記事としてまとめておこうと想います。
監督 : ロティーナ
監督人事については、昨年の平岡監督に変った時点で、ロティーナの噂が出ていた事もあり、順当にオファー。大熊GMの影響が今シーズンの選手獲得には最大に表れていて、コーチもセットできっちりと獲得。
まあ、イヴァンコーチとロティーナはコンビなので、昨年のクラモフスキーと今矢直城さんのコンビと同様だったわけだ。
けれど、クラモフスキーと今矢さんとの違いは理論だけと、実績付きというのは大きな違いで、ヴェルディを立て直しセレッソ大阪で結果をのこしたわけで、
この辺りの解説でも言われている通り、この後選手も大幅に獲得を進めていく事になる。
早くから、ロティーナに白羽の矢を立てていたので、鈴与を説得して活躍に対して金のかかっている選手を放出して、予算を確保したのであろう、そして、移籍金ゼロの選手もキッチリと獲って、ロティーナからのオーダーもキチンと反映したチーム編成を企図した選手の獲得を積極的にしている。
正直一番の驚きはGKだった。
権田修一
GKはコレクターのようにここ数年緊急補強的にとっていたわけですが、梅田を重用したのですが、なんだかんだ平岡体制になり大久保に戻ったわけですが、やはり、代表級のGK獲得は大きい。
精神的に不安定だとか、因縁があるような事を散々いわれていますが、GKは要で当人も自分が目立たない方が良いし、ポジションを外して上がっていく事でデュエルはできるけど、エリア守備ができないDF陣に引き留めと引き締めの両方の効果をもたらしてくれる。
あとは、ギラヴァンツからレギュラーとして出ていたGKとして元々は松本の選手のようだけど、ギラヴァンツの監督は小林元監督で、高橋大悟などを育成して貰っているし、来シーズンからは六平も移籍、そしてこの後書くけどFWには気になっていた選手であるレレがやってくる事になる。
ヴァウド・立田がベースにはなるDFラインにも大きなてこ入れがあり、
とここまでは既存のDFラインあとは、さらには重要になってくるボランチも含めて劇的な補強の嵐となった。
この新規加入選手に加え現有戦力の
もがっちりと残り、争いが激化と共に、強化を確実なものとしている。
攻撃に関していれば
に加えて新加入選手として
と厚いMF陣にさらにドリブラーを入れる事で活性化。
昨年の繫いでゲームを握って攻撃を積極的に仕掛けるというReFeamというプランは失敗したけど、数年懸案になっていた安定しない守備を立て直す土台になるのはこの補強具合を見ても明らかだろう。
さて、最後はFW陣
に加えて念願のセンターフォワードタイプとして新たな外国人選手を獲得、さらには先に挙げていったギラヴァンツから強力なFWとしてレレことディサロを獲得。また、存在を知っていて海外での活躍を期待した指宿が、巡り巡ってエスパルスにやってきてくれた。
アウトになる選手
鄭大世は早々に契約解除になり、移籍先を探す日々を送っていてメディアに語った中では、引退も覚悟したそうでそんな中、ウタカ獲得を逃した町田ゼルビアがとってくれた。
昨年後半だけの新潟での活躍を見る限り、まだまださび付いていなく、J2ならば得点も20点は狙えるで有ろう選手で、惜しむらくは年俸の高さなどが最大のネックで、新規加入の日本人を2人分くらいの年俸を支払っていた事を考えると自由契約にしてあげた方が、このような可能性があったわけで、移籍先でも活躍をしてほしい、心に残る選手だ。
そして、金井などはクラモフスキーとのマッチングを期待されたけど、なんだかんだ、奥井と併用という感じで安定しないレギュラー枠という感じになって、何故、そこに金井といわれるスキルも魅せたが、渡り鳥的な道になっていくのかも知れない。
そして、長らくDFを支えてくれて2020シーズンは、ユーティリティ能力を示したファン・ソッコも移籍。
金がない中で、若がえりを図るサガン鳥栖で来シーズンは苦しいシーズンになる事も予測されるけれど、ソッコならDFリーダーとしてまとめてくれるだろね。
レンタル修行組
大悟はかえってくるかなと想ったけど、談話を出していて、まだやり残した事があるそうで、まあ、ギラヴァンツを昇格させるか、より近づけるという役目もあるでしょうし、西村と共に力を付けて存在を証明して欲しい。出て活躍してなんぼのレンタル移籍は、本当に修行なので、出場しないで戻るというのは、恥だと想った方がよく、そうした意味で西村は一度失敗をしている。
川本梨誉は、低迷してしまったファジアーノ岡山に行く事になったわけで、ホント大車輪の活躍でレレ並みに得点をとって欲しいし、そうした経験が必要。
契約がどうなるか発表されていない選手
復帰が確定
西部洋平
西部さんもコーチ級ですが、残って後進指導をお願いした。
と思ったら現役続行にこだわるようで、移籍を公表。
平墳や伊藤についてはトライアウトなども受けているようで去就がとうなるか。ただ、在籍シーズンが長かった割に出場がない事を考えると厳しいのかも知れません。
このように過去一でINの激しいストーブリーグで、以前にあったような大量離脱という恐ろしいものではなく、新加入を加えた完全補強という意味で、2021年シーズンのJリーグ開幕が楽しみでたまらない。
こういうスタッフ人事も地味に大事