GK権田修一、GK永井堅梧、DFウィリアム・マテウス、DF片山瑛一、DF鈴木義宜、MF中山克広、MF原輝綺、MF成岡輝瑠、FW指宿洋史、FWチアゴ・サンタナ、FWディサロ燦シルヴァーノという新加入選手が会見を行ない、ロティーナも隔離期間を経過すれば指導する事が出来るようになる。
ロティーナは守備的?
会見でロティーナが言っていたけど、
この2年間、いい成績を残していないのは事実ですが、全体的にいい内容のサッカーをしていると思います。ただ、得点数と失点数のバランスが良くなかったと思います
https://soccermagazine.jp/j1/17424982
と有るとおり、この数年のエスパルスに対峙しての意見で、サッカー界での総評ともズレていない。そして、とリーニングについても同時に語ってくれて
サッカーは攻撃も守備も連動しているので、分けてトレーニングができるとは思っていません。自分たちのサッカーを築いていく中でいい守備を求めますが、それは守備的であるという意味ではありません。トレーニングのほとんどは攻撃に割かれます。攻撃は構築により時間がかかるからです。それに良い攻撃ができれば守備の時間は少なくなりますし、それが一番いい守備だと思うからです
と言っている通り、話題に上がるロティーナサッカーはスペインで主流になりつつあるクライフから始まってペップが近代的に昇華させたポジショナルサッカーがベース。
ヴェルティとセレッソ大阪で行なわれていたサッカーも正にそれで、ただしい、攻撃をするためには、正しい道を通ってボールを運ぶ必要がある。
そのためには、正しい形で守備をしてボールを奪い保持をする必要があるので、相手をどこで嵌めるか?が大事なってくるという形で、実はクラモフスキーの言っていた事と大差はない。
今までのサッカーは捨てなくてはならないのか?
クラモフスキーはそれを攻撃という言葉で演出していたので、選手たちもボールを保持して、前へボールを運ぶ事をまず企図としていたので、ポゼッションがたかまり、カウンターが減ったという状況が現れた。
そして、ボールを奪われると、途端に慌てて、ポジションをポゼッションを強化するためにスペースを埋める形してしまうのえ、本来いなければいけない場所にいる事が出来ず、裏をとられまくったりして、失点を重ねる事になった。
特に、DFラインとボランチの間にボールを入れられると、誰が行くのかという明確性がないので、あっさりと崩されてしまい失点という形をずっと是正出来ないで、ポゼッションが出来ても、失点する事で、負けが続くと言う形になってしまったのだろう。
対して、ロティーナは、ポジショニングを大事にするので、どこで嵌めて獲るか?を企図として組み立てる。
実は、これってコレまでの数年の積み重ねって非常に役立つ財産になっていて、ヨンソン時代、篠田時代、クラモフスキー時代、平岡時代を経て、ある意味、培って来たモノ、合わせるべきものが見えやすくなり、整理も出来きたので現有戦力の主力も実はロティーナサッカーにはフィットしやすい可能性はある。
つまり、あまりに論理の違うサッカーで以前のやり方をすべて捨てなくてはならない状況ではなく、勝てないながらつちかってきた経験がそのまま活かせるサッカーなので、案外早くフィットするのではと考えている。
特に、新加入選手は別にして、主力は残っているし、後半はクラモフスキーのつなぎを活かしつつ、平岡采配の構える守備などはロティーナのやり方に通じるモノがあるので、ポジショナルサッカーの理屈も案外浸透は早いかなと思っている。
まあ、セレッソで、2ヶ月で仕上げてきた事を考えても、それよりは早いかなという印象を持っていたりする。
