
開幕勝利でスタートダッシュ開始
1 - 3
鹿島アントラーズ

清水エスパルス

ロティーナの戦い方を再現
まさにやりたい事が出来た試合運び。
新加入選手を早速フル活用して、レレとサンタナがスタメンというだけでも驚きだったが、西澤と立田をサブにもおかないで完全に対鹿島というプレースタイル。
鹿島のエヴェラウドには昨年はやられていないが、それはヴァウドが対処したから、今シーズンは中を皇帝鈴木とヴァウドというJでも屈指のシュートブロックを誇る二枚看板で、センターラインを統率、
原と片山もいぶし銀の動きで、原などは永戸が上がるようなってからは、裏を意識して、それがキチンと中山にも波及して、ボールがサンタナからも収まるようになった。
その20分になるまで慎重に試合運びする両チームという形で、拮抗が崩れる鹿島の1点目が入るまではどちらのチームから見ても苦しい展開。
まあ、1失点する前のエスパルスとしては、そこまではよくシュートストップをしていたなという印象だったけど、あの失点はある意味最少失点に抑えるために致し方ない失点といえる。

選手交代で潮目が変った。
ファン・アラーノが下がって入った荒木のセットプレーからの得点でエスパルスにも一段と気が引き締まる思いが注入されてその後、短い時間でキッチリとサンタナがその身体を使って同点弾を決めてくれる。
サンタナの特徴が完全に活かされたプレーは圧巻だった。
河井を入れて、河井からのクロスは短めにニアに落ちて中山が手前に流して、それをサンタナが決めるという。
その後に、カルリーニョスに出たボールを中でサンタナなどが控えていた間をごっちゃんが、スコーンと抜け出る裏抜けしたゴールで逆転。
最後には、セットプレーから、原が触れないながら擦らす形になり、相手のオウンゴールという流れで、幸先の良いシーズンインになった。

Jリーグも今シーズンも苦しい観客の状態で、過密日程でスタートしたわけで、大変だとはおもうけど、このまま波にのって、下馬評通りダークホースとして、リーグの台風の目として、勝利を積み上げていってほしい。