先日の記事でも紹介している「Facebookのライブ配信で投票をするアンケートシステム」を探してみました。
ドナルド・トランプ米大統領も選挙中にやっていたようです。
といってもおそらく、スタッフとか支持者がやったのでしょうけど。
OBS等を使えば簡単にFacebookのライブ配信ができるところまでは解説しましたが、そもそも、WordPressにインポートしてシステム化して実施しなくても既にFacebookのライブ配信と投票を組み合わせた動画を簡単に作れて配信できるというサービスがあります。
利用も無料~有料まで様々。
ただし、ウォーターマークが入ったりする制約はあったりするので、そうした点を勘案する必要があります。
また、前提条件としてこのFacebookのライブ配信と投票をプラスする仕組みはシェアを促す仕組みと言うよりも「いいね」を増やす仕組みと言えます。
これは昨今、記事を投稿しても「いいね」というリアクションがつきにくくなった現実を勘案してそのリアクションを増やして、自分のFacebookページとそのページのフィードを見てくれている人への露出を増やすためのエンゲージメント(つながり・関係)を高めると言う効果を狙ったもので、新規の顧客を増やすアプローチと言うよりも、既存顧客を増やすアプローチと言えます。
詰まるところ、ファンサービスに近い部分があってBuzzFeedなどのクイズと同じ効果を望めると言えます。
あのクイズを作るのは案外骨が折れる対応で、あのようなクイズを共有するサービスなどもありますが、オリジナルのものを作るというのは診断系・クイズ両方ともオリジナルのコンテンツで作るのは大変である。
ここを踏まえて、単に動画という新しく見えるコンテンツで、「いいね」というリアクションを増やして且つ、コメントを貰う事でそのユーザーとのエンゲージメントを高める施策としては仕組みが簡単な割に、効果が容易に見込めると言う風に言えます。
コレは、Giftという施策とも組み合わせの相性がよくて、プレゼントキャンペーンを単純に実施するよりも、投票という仕組み+ギフトを提供する事でより、そのページとの親和性を高める事ができるリワードの仕組みとも言えるので、今のところ禁止されていない事を考えると、大いに実施するべき施策とも言えます。
そして、オール英語なのでGoogle先生の翻訳を使って読み取りましょう。
Facebookのライブ配信を使った投票を作れるサービス
コレはBuzzFeedの実例。
「いいね!」と「超いいね!」をリアクションして貰い、コメントを入れて貰うことで結果を見ることが出来るという仕組み。
ユーザーとしてはリアクションをしてすぐに結果を得られるわけではないという非常に不便なサービスと言えるけど、単に記事へ「いいね」を促すよりも実際には敷居は低いと言えます。
やり方としては、上記のように2択ないし、多くは6択
これは3択で且つ、投票のカウントが出るバージョン。
PPAPなどを広めた9GAGなど動画バイラルメディアも使っています。
つまり、こうしたメディアも単純なシェアや投稿の公開が5000のフレンドを超えても超えなくても5000人にしか届かないというFacebookのルールであり、それを突破するために使っている事がうかがえます。
とかく、このように簡単に興味をそそるような好き、嫌いというようなリアクションの取りやすい内容の方が好まれる傾向がうかがえます。
基本、海外のサービスで日本だと、こうしたサービスを単体で提供している会社はないと言えますが、実際にはマーケの会社などはやっているかも。
広告効果などを考えるとそうした代理店のプランに組み込まれていても不思議はない。
しかし、自分のFacebookフィードには流れてこないので良くわからないです。
さて、本題のサービス
ここはすごく単純にシステムを作ったから使ってみて~で作られているサイトで実際にはいつなくなってもおかしくない。
FacebookのアプリでアプリIDとアクセストークンを取得してトークンをアクティブにする方法。
https://www.youtube.com/watch?v=fB1ww-9JOkM
まあ、
ステップ1:トークンにアクセスする
Facebookのアプリ作ってアプリID、アクセストークンを取得
ステップ2:投稿を作成する
livereactionspollに登録をしたうえで投稿を作る
サイトの上部のメニューのCreateからこの画面に遷移出来ます。
ステップ3:アンケートを設計する
- ストリーミング解像度の幅を入力してください。 Facebookは最大1280×720の解像度をサポートしているので、1280を上回らないようにしてください。
- アンケートの種類、含めるカウンター、イメージとカウンターのスタイルを選択します。。
- OBS Studioで、画像、ビデオを自分で任意の背景として追加できるため、サービス上では背景はオプションです。
- また、投票や任意のイベントのためのオプションとしてカウントダウンタイマーを含めることもできます。
- ビデオでライブコメントを表示するには、[include shoutbox]を選択します。
- [Preview]をクリックし、次のページで[Go Live]をクリックします。
ステップ4:Go Live
あとは、OBSで配信を開始してFacebook側でLive配信を公開する。
という手順です。
このOBSの部分でわからない事があるかも知れないとすれば、OBSでブラウザをキャプチャしたり特定のWEBページを配信素材として取り込む事が出来ます。
このブラウザソースという部分で特定のURLを参照するかローカルに保存したHTMLを直接読み込む事が可能です。
てな具合で配信開始して、Facebook側でライブ配信を開始する事でライブ投票を実施出来ます。
他のサービスはないの?
mylivepolls

このサービスはたくさんのテンプレートが用意されているのでそれにあわせて素材をアップし同様にライブ動画を作成する事が出来ます。
ただ、ここはウォーターマークが画面を常に移動している。。。
もしかしたら、有料プランとかで外せるかも。
UpLIVE

このサービスはもっとも高機能で単にアンケートだけではない違うリアクションの求め方を提供する事が出来ます。
ただ、有料課金制になっているのでライブの素材やクレジットを消化していく方法で作成する事になるので使い方としては勘所が必要かも
まあ、昨今はやりの料理動画と言ったモノをFacebook上で共有や公開するよりもニーズをつかむためのダイレクトマーケティングとしては面白い方法ではあるのでゲーム感覚を持ってユーザーに提供出来るネタのあるサービスや商材がある場合は有効に使える機能なんだと思います。
ちなみに前述より紹介している
はこうした外部のサービスを使う事なく、自前の集計などがとれるのでリアクションをしてくれたFacebookのユーザーに一括メッセージやチャットボットなどと組み合わせるともっとユーザーフレンドリにFacebookページの運用が可能になるし、単に情報の押しつけではないコミュニケーションが図れる機能なのではないかなと思います。
このプラグインの場合はWordPress上にインストールして
アプリIDとアプリシークレットを取得してログインをします。
ビデオ設定は後で設定。
自分のタイムラインでシェアのプルダウンでページを選択して次へを押下
んで、このビデオ素材を作るページになるので
アンケート内容を作成します。
例として上記のような項目が入っているので入力したり画像をアップします。
そしてビデオコンテンツをダウンロードと言うボタンボタンを押下してダウンロードしてOBSで配信を開始します。
その特にFacebookのライブへのストリームキーもコンテニューというボタンを押下するとポップアップが開き取得できるのでOBSに設定します。
でこの画面でOBSのライブが取得出来るとライブ配信を開始がアクティブになるので押下して
※このときリロードするとストリームキーが変わってしまうので、2を入力する事でページがリロードされてOBSの動画を受信出来ます。
ライブを開始して
最後に
ライブを押下する事でアンケートのライブ配信が可能になるという感じですね。
このように外部のサービスを使うか、自前のサーバーでやるかは自分の感覚やサービスのスケールに合わせて環境を考えていただければと思います。
また、意味のない行為やスパムにつながるような事をしても、こうしたライブの配信を使ったものに関しては今のところ無用なスクリプトが介在する余地が少ないので安心かなと。
まあ、出会い系なども診断アプリなどを出していたりするので、このようなリアクション系のマーケティングは早いモノ勝ちで認知度をアップしている人の提供するネタが、一般的に認知されやすくなる事もあるのでIP系のコンテンツを使える人の方がメリットが大きそうだと思います。