サービス開始したV-Low新放送「i-dio」を試す。

以前の記事で紹介した、V-Low新放送「i-dio」が始まったようなので試して見たのですが。。

まだまだ、本サービスとは言えず基本的にモニターサービスなので問題とはしませんが機器の利便性やエラーの頻度などを考えるとまだまだサービス品質といった部分ではダメダメです。

電波の受信などもワンセグに比する品質なので音が良いとか関係ないような気がします。

所詮はモバイル端末なので、端末依存の音声品質だし。

前回、Wihi-Directでつなぐって話を書きましたが、そもそもコンシューマーに提供する場合、このWihi-Directというモノをどのくらいの人が使いこなせるのか?

そこがはなはだ疑問。

結局は、Radikoのようにサーバー側で受信状況をチェックしてサイマル放送をするしかないのでしょうが、そもそも、ユーザーのニーズが全くないのにサイマル放送をする価値ってないでしょ。

そして、内容は、まあ、FM波と同じというか

まず、開始したアプリの初回起動から

android_setting_02_s

  • 性別
  • 西暦
  • 地域

などを入力します。

i-dio02_i-dio01_

で、Wihi-Directでi-dioの端末と接続。

現在聴ける番組は

TS ONE

PREMIUM ONE

ミュージシャンや音楽評論家など、音楽を知り尽くした一級のDJがお届けする音楽レコメンデーション・プログラム。レコメンダー作成のプレイリストや楽曲レビューと新型Now On Air機能を活用し、楽曲購入などにリンクさせて展開していきます。
出演:小林克也、小沼ようすけ、宮本笑里ほか
HITS ONEpowered by Billboard JAPAN

Billboard JAPANと連携し、国内外の最新チャート、アーカイブチャートから楽曲を紹介。リアルタイム・ヒットから時代を彩ったヒットソング、さらにはブレイク前夜の新人アーティストのフューチャー・ヒッツまで、「ヒット」をキーワードに現在・過去・未来の音楽シーンにフォーカスします。週末にはBillboard JAPANの大型カウントダウン番組を編成。来日アーティストのインタビュー、特集企画も予定しています。
Rockwell Sirkus

MIYAVI、サイモン・テイラー、宮下智裕、ファンタジスタ歌麿呂が週替わりで出演し、London / Paris / New York / Tokyo4都市4様の最先端の情報とその都市の個性・人間性・感性を紐解くインターナショナルプログラム。
COTTON CLUB
MUSIC TREE

各ジャンルの一級のアーティストにスポットを当て、軌跡をたどりながら代表曲や名演をたっぷりオンエア。さらに、影響を受けた&与えたアーティストなども、“MUSIC TREE”として紹介していきます。ライブハウス「COTTON CLUB」と連携し、出演が予定されているアーティストの特集もカバーします。

Amanekチャンネル

i-dio Selection

i-dio Creators Ch.

TS ONEやAmanekはFM放送 Slectionも似た感じ

CreatorsCh

秘密結社 鷹の爪DO
MINE TV presents
キレイをつくる
ビューティーチャンネル
NC2Lab presents
ひよこGAMES

といった感じでわざわざ苦労してi-dioで聴いたりするメリットが何もない

サイマル放送なので地域のご当地番組もあるみたい

近畿KANSAIチャンネル

九州・沖縄Qリーグチャンネル

といった感じで、再配信をメインに作っているようで番組プログラムとしてモバイルキャストって面でも魅力が低い。

これなら、独自でやっているライブストリーミングサービスの方がマシで、ついキャスとかShowRoomなどまして、今や日本のライブ配信といえばニコ動って感じになっている現状を鑑みるとわざわざ、無料でも使うか?って残念メディアになっている。

これならば、視聴をサイマルで区切るのではなく、サーバーコストかけて、地域の劇団やアイドルのライブなどライブをやっているスタジオや劇場と提携して配信のネットワーク作る方がマシという気がする。

放送メディアのあり方って、これからは、配信するだけではダメで、視聴者におもねる必要はないけど、クオリティの高いメディアを目指さないと無料配信には絶対に勝てない。

それこそ、高音質等をうたうならドキュメンタリー風の地域の自然や風景などをただ配信をしている方が価値があり、そして、その動画自体をいつでも誰でも、どんな風にもアクセス出来るって形にしないとスタートは切れないと思います。

そう、このi-dioは使う人の事を全く考えていないサービス形態になっているというのが最大の弱点。

電波の空き枠を使うって名目があるので、電波受信をマストにされている以上、何らかのチューナーで認証をする必要があるのでしょうが、その価値があるのかって問われてしまうと全くないよね。

という答えしか残念ながら返せない。

いまさら、鷹の爪を見るか?誰だから知らない声優を見たいか?という事を考えて作っていないのでコンテンツもダメなんだろう。

見たい人がどこにいて、どうした人に届けたいのか?

地域なら、サーフィンする人ように動画とラジオで現地の音を届けるだけでも、いきたいと言う風に喚起されるだろうし、祭りなら立ち上げからどこでどういった歴史でやっているというバックボーンからみせるとか縦に深掘りをした番組を地域のネット局とタイアップしてやるとか、ミニコミ誌やフリーペーパーといった地域情報とマッチングさせるのかという仕組みが必要。

そして、最大の言いたい事としてはハッキリ言ってこのi-dio誰もしらないし、今のまま正式サービスインしても誰も知らないまま終わるのは目に見えている。

税金が投入されていたりするなら、すぐに改めて頂きたい。

また、今までのテレビメディアでは届かないような、パーソナルではない地域と言ったミニマムなメディアを目指すべき。

今のママでは絶対にマスメディアにはなり得ない。

まあ、すでにマスメディアって考え自体がオワコンだけど。



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