SMAP解散でも事務所からは離れられない?
でも、所属という形で残るそう。
このあたり光GENJIやシブがき隊といった過去のグループとは違いますね。
個々が昔と違って商品価値があるし、発言力や立場の違いなどもあるのだろうと思います。
また、盛んにジャニーズ事務所が~というかジャニさんやメリーさんなどがあくの権現で、北朝鮮のようという風に形容されています。
ジャニさんなどは昔有った、LGBT的な扱いはなりを潜めてメリーさんは兄妹であり、その娘が後継者というのもまあ、一族経営の場合は、なるようになるって話でもある。
本来は、後継には、長く功労のあるタレントなどがつくと言った選択肢も有りそうですが、ジャニーズにはそうした発想はなさそう。
会社の規模を公開企業として吉本やホリプロのように大きくするのではなく、イチ私企業としてやっていくのであればそれでいいでしょうし、分社化してホールディングスみたいな経営をして経営資源を分散化することで節税などをしている面もあるのでしょう。
まあ、概況はどうでもよくて事務所とタレントの関係って面で考えてしまった。
独立とか、やめるということが事務所ともめるととかくうまくいかなくなるのが芸能界の悪いところ。
これは、商材がタレントという人間であると同時に、タレントとして作り上げてきた虚像も併せて商品であると言うこと。
よくアイドルが給与が安いという問題が取りだたされているけど、育成などをスクール経営していない場合は、すべて事務所が経費負担していることを考えると給与は安くて当たり前。
だって、育成のコストを事務所が肩代わりしているから。
だから、売れたらそのコストを回収するために、事務所がたくさんの利益を得るために馬車馬のようにそのタレントに働いてもらうことになる。
もしかしたら、そのタレントが売れるまでには100人1000人と売れなかった人が居るわけで、かなりのばくち商売といえます。
タレントという存在は誰のものか?
情報コントロールは、自由な発言の規制ではなくそのタレントの虚像、イメージを壊さないためで、そのイメージや虚像はタレント本人のものではなく、あくまでも事務所が仕立てたパッケージ(外見)という風に言えなくもない。
だから、発言に自由がないのも当然で、実際には、定期的に契約を見直すように契約書をつくり、その更新などの際に条項の削ったり、新たに締結して関係性を変えていくのが普通なのですが、日本ではとかく、契約というものがおろそかになっていて、事務所を辞めたら同業・同種の仕事は出来ない条項などが平気で入っていたりします。
※実際に、そんな職業選択の自由を妨げる条項が入っていても、実際には憲法・法律違反なので、その契約全文もしくは、当該箇所のみ無効になる可能性高いような気がします。
このあたりは専門家の法律家の判断ということになるのでしょうけど、おそらくそういうこと。
だから、アイドルやタレントはファンのためにという風に言っているのは、そのイメージという商材を護っていることになり、その商材は誰のものかと言えば本人と事務所のものであり、ファンはそうしたイメージだけを買っている顧客と言うことになる。
芸能というものをマーケットで考えれば単純化すればこうなる次第。
その昔は、人間自体が商品だと思っていましたが、売っているのはイメージと言うことになるのだと思います。
だから、そのイメージを既存すれば、タレントも事務所も賠償と言うことになる。
それは顧客であるファンが購入したイメージが既存されるから。
もちろん、無料で見ている人が多いと言うことでその価値は薄まっていますが、マーケット理論から見ると究極のフリーミアム戦略なんだよな。
無料で価値有るものを提示して、そのあとからコストを回収するというモデルなので。
他方タレントではなく声優などを見てみると、このあたり契約はかなり曖昧で、事務所自体も大手といってもたくさんの声優を抱えて一人で数十人、数百人を担当なんてことはざらであり、育成機関として声優志望者をまず、スクールという養成機関で受け入れて選別して育成時のコストは生徒となる志望者が負担をする。
これは、単にギャラが安いということだけではなく、声優といっても俳優の一形態の仕事なので、単にテクニックやスキルの向上方法をおしえても同じように最低限レベルの能力は身についても、その中からタレント性をつけて抜きんでるのは本人の資質に由来するものでからだ。
そして、その資質を固定価格市場で小売りするある意味、農協的な仕組みの中で販売されているのが声優の価値コントロールなので、そこからはみ出ている商材は声優ではなく、単に声に関連する仕事をしている人と言うことになる。
まあ、このあたりは業界団体的物言いなのでこうした固定価格制度がいいのか悪いのかは別だし、実際に、枠で決まった価格はあるけどランクによってはその価格上限がないものも存在することを勘案すると価値を積み上げれば商品の限界利益率を上げることは可能である。
でも、日本という市場で決まった相手からのみの仕事しかしていない現状では、なかなか、利益率やマーケットの向上なども見込まれないから、個々の価値を上げる努力をする必要はあるのだと思います。
ジャニーズという仕組みの場合
ジュニアという育成機関でもそこに所属するタレント一人一人のコストを事務所側が負担をしている。
コンサートのドームツアーを行えば全体で24万人の集客み見込めるとしても、チケット幅ば最低金額で区切れば、12億でここにグッズの売り上げが乗るけど、案外このグッズの方が売り上げとしては大きくて1000円の商品を一人3位買えば余裕でチケット販売を超える売り上げが上がるし利益も大きい。
使い回しも効くし。
だからコンサートをやりたいし事務所もやらせたいと言う話になるのだろう。
声優はこういった、ダイレクトに売り上げるイベントが事務所主催ではなく、作品のイベントなどが主になるので、イベントに対してのスポンサードなどがなく基本社会に与える影響度というものが個人では小さいと言わざるを得ない。
つまり、個々人の商品価値が、タレントやアイドルよりは低いと言う風になってしまう。
そうした意味で、顔出してテレビに映り、その前で演技や、司会、歌を歌うというのは個々人のタレント価値が高いから出来ることで、また、そのテレビに出ることでさらに価値が高まる。
また、テレビに出るというのは一度きりでは接触機会が少ないから価値はなく、レギュラーという形で出演し続けると言うことが大事になってくる。
昔と違い、そうした意味で、ラジオからテレビと言ったステップやイベント、舞台からテレビと言ったステップだけではなく、自社配信としてYoutubeやAbemaTVなどやニコ動と言った配信でスキルを磨くこともできるので、テレビという枠に収まる振る舞いって訓練する場所は増えていると言えると思います。