Twitterは4月26日、2016年1~3月期決算を発表
純損益は7970万ドル(約89億円)の赤字だった。1億6240万ドルの赤字だった前年同期に比べて改善されてはいるものの、黒字には程遠い状態だ。
2013年11月に株式上場して以来、一度も黒字になったことがないツイッター社。「ツイッター」サービスの利用者をみても、2016年1~3月のツイッターの月間平均利用者数は3億1000万人で、前四半期から1.6%の微増という状態。大きく利用者が伸びているわけではなく、まだまだ厳しい状況にも思える。
日本のユーザーからは、
「Twitter赤字ってマジかよ、有料にしてもらっても全然おkだからサービス停止すんのだけはやめてくれ頼むから」
「Twitterー、大赤字で有料化されても月数百円なら払う。それくらい便利」
「だからTLを宣伝まみれにするんじゃなくて有料プレミアムオプションを実装しろと何度言わせるんだ。あるいはプレミアムで広告非表示にするとか」といった声も。有料化されても構わないというユーザーはそれなりにいるようだ。
出典:R25
こんな感じで月間のアクティブユーザーは推移。
会社にはまだ、かなり現金があるみたいだし、一番やばいのはレイオフ始めたらだから、売り上げだけを追いかけても意味がない。
会社が死ぬときには現金が枯渇してレイオフ(早期退職ね)し始めるからすぐわかるでしょ。ニュースになるし。
実際に、日本でも統計を見るとTwitterにかける利用時間って下がり続けていしね。
代わりに、Instagramなども一巡して写真系や動画共有系の人はそっちに移るだろうし、実際にはなくなっても困る人って多くない。
それより、有料にしてどのくらいの人が使うのだろうか?
そもそも、Twitterのサブスクリプションモデルって何だろう。
例えば、タイムラインの一日の表示数など
もしくは、一日の投稿件数などの制限を設け、その解除
投稿の並び順とかが想定されるけど。
どれも現実的ではない。
結局、広告の導入について失敗したという印象が否めない。
検索結果に対する広告とか、基本はリスティングが、唯一の収益点だったはずなのに、タイムライン上に記事に混ぜて広告を表示するようにした。
これがユーザービリティの崩壊の始まり。
で、タイムラインの表示順に手を加えたり、結局、ユーザーの望む表示とはなにか?という視点が全く欠如して改悪だったことがうかがえる。
この辺り、経営陣が初期面の首を次々に入れ替えて、持っていたビジョンも放棄して、結局、ユーザー数を抱えただけの大きな会員モデルだったモノが形骸化している。
大体、非アクティブなアカウントなどは、停止もしくは削除などを行うべきだと思います。
投稿も一度もないとか、スパム行為ばかりをしているアカウントで停止を喰らったものなどを差し引いて実数はどのくらいなのだろう。
基本、モデルとしては、サービスの会員数を無制限において数を取得していく事で価値を上げてきたわけだけど、Web、アプリという閉じたパッケージでは、利用ケースはBtoCにしかなく、これがBtoB版などを構築出来ないサービスである事を考えると現状の3億が天井で、実態のアクティブ人数である6,000万人くらいがどのように利用しているかを把握してサービスを提供すべき。
日本で言えば、あけおめや、バルスでサーバー増強したから落ちないと言っていたが、体感的には、あの祭りに参加している人の人数は確実に減っているという印象。
つまり、滅び行くメディアって感じが半端ない。
昔は、mixiなどのなくなると困るって言っていた人が多くいたけど必ず置き換えがあるメディアでは、需要を考えれば、匿名性の高いTwitterは2ちゃんねると変わらない便所の落書きモデルなのだから社会インフラとは言いがたい。
個人同士のつながりは、とっくにLINEやFacebook、Instagramに移行は完了している事を考えると緩やかな死を迎えていく事は明らか。
だって、周辺のパートナーメディアはさっさと滅んでいる事を考えると、無料APIを絞ったりしたオープン化を損なった利便性はもう取り戻せないだろうな。